サラネ20周年特別企画
ツクールMV/制作雑記
-新作・冒険者の試練-
おさらい
最後のトミタ
特別扱いになってしまったトミタ。
テツジン亡き今、
トミタはいつしかタナカ軍団のNO2になっておりました。
NO2が裏切っているという事実はなんとも、組織として悲しい事ですが、
それでも、トミタはまじめに戦います。
たまに強い攻撃をしますが、
基本的なパラメータは前回のトミタと変わりません。
HPを持て余しているだけであり、
無駄に硬いだけのキャラでございます。
「前の敵(ヒデ2000)の方が強かった」と言われるのも当然でございます。
彼は人間、
ちょっと期間を空けたぐらいで能力は上がらないのでございます。
ましてや彼は中間管理職。
どちらかというと頭を使う人間のはずです。
とはいえ、負けると分かっていても、
それでも全力で戦うトミタ。
そういう視点でみるとまた違ったものを感じるのかもしれません。
個人的な失敗ポイントでございます。
ノープランで伏線を回収しようとしてうっかりとばらしてしまうという。
トミタは強い人間ではなかったという事ですね。
そして、トミタは後の展開をどれほど見通していたのでしょうか。
今の自分だったら、もっとお気楽なストーリー展開にすると思うのでこういう伏線の張り方はおそらくしないでしょう。
ちなみにお気づきだと思いますが、
イズミとリョービが力尽きた地点はヒデ2000辺りです。
この時点で、大勢引き連れた当時よりも自分たちの方が強いという事なのでございます。
スゴいですね。
打倒、タナカ
様々な解釈をしていただいている冒険者の試練でございますが、
次回、最終回として賛否両論、というかほぼ否論のエンディングについて、
書いていこうと思っております。
その前に一つ申し上げておきますが、
別にタナカには全く個人的な感情は入っておりません。
ただの悪党を描きたかっただけなのです。
執筆日:2020/04/08
コメント
謎の女とトミタが親子関係である事もそうですが、
謎の女が特に名乗らなかった理由(そもそも名前を付けられていない)がちゃんと存在することが衝撃でした。
「知らないわけでもなくて聞かないだけなのである」から、役名が謎の女のままだと思っていたので。
タナカの振る舞いからは、昔は人格者だったらしい面影が一切残っていませんが、
トミタを組織のNo.2にしたあたり、トミタへの信頼だけはあったのか。
他の優秀な人を始末しすぎてトミタしか残ってなかったのか。そのトミタも実際は裏切ってるし。
いずれにしても、組織としては既に破綻している状態に見えます。ビバ絶対悪。
当時の冒険者たちよりも自分たちの方が強いのは、旅の成果か、パワースポット巡りの成果か……
どちらにせよ、テツジンの撃破やミノベ監獄からの脱出(怨念の集合体を打破)が出来た時点で、
過去の冒険者よりも強くなっていたのだと解釈できると思います。
ただ、負けバトル時のタナカが全パラメータMAXなやけくそな強さを
(イベントではなく実際に戦闘シーンとなって)見せられたせいか、
最後に普通にタナカに勝ててしまう事を疑問に思われてしまっていたのはもったいなかったなと思います。
謎の女の過去については少し描きすぎた節がありますね。
完全に不憫なキャラクターとなってしまいました。
タナカの勢力は強まっていく一方で組織としては滅茶苦茶な状態。
よくある事でございます。
トミタに関しても内心は複雑な心境だったのだと思いますね。
オーバーキルだったタナカがその後弱体化したのか、
それとも主人公達が強くなったのかというのは謎のままでございますが、
何故彼女たちは当時あれほどの人たちを引き連れることが出来たのかという謎も残ります(自分で作っておいて)
確かに、タナカにあっさりと勝ててしまうところに関してはおっしゃるとおりでございます。