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サラネ>ツクールMV/制作雑記/サラネとツクール/02

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ツクール
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サラネ20周年特別企画

ツクールMV/制作雑記
-サラネとツクール

33にもなってツクールでゲームを完成させてしまった私さらもで。
せっかくなのでその経緯やゲーム内容などを綴るコーナーでも作ろうかなと思い立ったのでございます。
ちなみにゲームは駄作・クソゲー・凡作というところです。

この記事はかなりの「シラネーヨ」を含みます。
従来のサラネでは文章量を極限まで短くしておりますが、
長文だった頃よくご指摘を受けていたからでございます。
昔で言うところの「痛い」内容です。

この記事はおっさんの昔話が続きます。苦痛です。

作者は現在うつ病の治療中です。
正常な判断が出来ないどころかクスリでだいぶラリっています。
ああ、こいつは残念なおっさんなんだなと思って多めに、遠巻きに見てあげてください

パソコンが家にやってきた

ツクール3を導入したのと時を同じくして、
どういう風の吹き回しか我が家もIT革命の並が押し寄せてきます。
・・・パソコンが家にやってきたのでございます。

バリュースターNX VS16F
CRTがぶっ壊れていてピンク色でございますが、
買ったときから何故かそんな状態で放置しておりました。
CPUはMMX-Pentiumの200Mhzでメモリは32MB、HDDは2GB、Wnidows95OSR2という仕様でございました。
PC-98でもなくDOS/Vマシンでもないと鼻息を荒くしてNECがおっしゃっていたPC-98NX規格で、
PS/2ポートを搭載せず当時出たばかりのUSBポートでキーボードがつながっているのが売りでしたが、
実は隠されているだけでPS/2ポートは基板にはくっついていたりします。
超廉価機故、マザーボードのアーキテクチャーはかなり独特で、
メモリは何故かオンボードと拡張で1スロットという仕様でした。

その頃のパソコン業界を鑑みると、
あとちょっとしたらPentiumIIIが出てくるぐらいの時代で
MMX-Pentiumは200Mhzといえどもちょっと時代遅れ感はありました。
今では信じられないほどムーアの法則を超えるスピードでハードウェアが進化していた時代・・・
ちなみに学校ではFM-TOWNSを結構末期まで使ってましたねということで
ようやくパソコンが家にやってきました。

そこで広がるインターネットの世界。
にわかパソコン少年の自分は日本語入力をするのに
「半角全角」ボタンを押すということに何ヶ月も気づかない程度のお馬鹿さんだったのですが、
それでも大きな未来を感じたのでございます。

その時代の話をするとそれこそ「広技苑」や「大技林」サイズの
本を3冊ぐらい作れそうな勢いなので割愛しますが、

当時のさらもで少年は
RPGツクール95の存在を知り
ホームページを作りたいという夢を抱きます。

RPGツクール95

秋葉原の石丸電気でどうにかして購入した記憶があります。
小学生にはかなり高い金額で購入したわけですが
(税込みで1万円するかしないかだと思われます)
ツクール95で開かれた世界はコンシューマー機とは
比べ物にならないぐらい広大なものでございました。

ツクール3の説明書もなかなかの分厚さでございますが、
ツクール95の重厚な箱に入っている説明書の分厚さは今でも覚えております。

RPGツクール95

1997年に発売されたWindows95用のソフト。
後にVALUE!として廉価版で発売されるも、なんでこの時期に?と思った記憶があります。
RPGツクールシリーズ初のWindows版とうたっていますが、
スーパーファミコンで発売されたスーパーダンテの攻略本には
「RPGツクール for Windows3.1」というものがリリースされていることになっております。

RPGツクール95は、
キャラクターのサイズはスーパーダンテに戻ったものの、
容量を一切気にせず好きなだけゲームが作れるという夢が詰まったものでございました。

しかし、
半角全角で日本語になるということを知ったばかりの私には敷居が高く、
・保存したデータを読み出す場所がわからない
 (毎回マイコンピューターが指定されるから)
・内蔵されているBGMデータの指定の仕方がわからない
 (ツクール95はCDや様々な場所にあるデータを指定できる)など、
いわゆるフォルダの場所・概念がわからないという問題にずっと悩まされておりました。
これらの問題を解決していくにつれて、
すっかり離れてしまった友達に代わって
パソコンが友達になっていくのでございました。
(立派なパソコン少年・・・というよりもパソコン小僧ですね)

サラネの開設

ツクール95のゲームが溜まっていくにつれて
そのゲームを多くの人にやってもらいたいと思うようになりました。
当然です。やってくれる友達なんて自分の周りにはいないわけですから。

色々とあって家族のパソコンから実質自分のパソコンになった
画面がピンク色のこのパソコンでどうにかホームページを作ろうと決めたのでございます。

サラネの誕生

何もわからないにわかパソコン少年の自分が
BIGLOBEサーバーに現在のサラネの前身となる、
「サラス@のページ」を開設したのは2000年の4月7日。
中学生になったばかりの12歳でございました。
このときのことを詳細に書くとまた長くなってしまうので、
今回はツクールに焦点を絞って書き記すことにします。

去る2003年のサラネ3周年の頃に作成した復刻版の当時のページ。
Microsoft Word 97で作られておりました。
ハイパーリンクを「ばしょいどう」だと理解するまで長く時間がかかりました。

サラネ開設の目的・・・
それは上記の通りゲームの配布でございました。
しかしそれには問題があり、
その当時のインターネット環境では
RPGツクール95のデータを取り扱うのが大変だったのでございます。

まず、BIGLOBEサーバーの当時の容量はわずか5MB!(しかも月額500円(税抜))
対して、RPGツクール95のデータもそれぐらいあったのでございます。
今となっては5MBなんて微々たる量ですが、
その当時はHDD以外にはフロッピーディスクぐらいしか
庶民が扱える記録デバイスは存在せず、
1.44MBでも数枚になってしまうのでございました。

前回のトップにあった写真。
両方とも当時のサラネのバックアップデータですが、
汚い字で「冒険者のしれん3」と書いてあるのは、
冒険者のしれんというゲームを構成する
何枚かのフロッピーディスクのうちの3枚目のデータということ。
普通は3/5とか分母の枚数を表記するのですが、
中学生の私にそんなおつむはありません!

これに関しては
インターネットで出来たツクール仲間の人にデータの削り方を教えてもらい、
最終的には当時無料で使えた大容量のレンタルサーバーを借りて
そこにデータを置くことで解決したのでございます。

しかし、幸いにも当時は高速と言われている
56Kbpsモデムが搭載されていた我がパソコンも、
データのアップロード、ダウンロードはかなりの時間とお金を要しました。
今では味わえない体験ですね・・・

当時(とはいっても2003年と後期ではありますが)のゲームダウンロードページ。
先程の冒険者の試練はバグがあったらしいですね
あ、新作のタイトル冒険者の試練にしようかな。

追記(2023/01/20):
しょっぱなの人生の解説で誤字ってるぐらい
当時から私が書く日本語は怪しいです。
数年後にこの記事を見返してヤバいなと思って加筆修正をしておりますが
多分、加筆修正した筈の文章も怪しいと思われます。

当時の自分はツクール95にとどまらず、
RPGツクール3のゲームデータの配布という暴挙にも出ていました。
メモリーカードキャプターさくら(分かる人だけで十分です)
なんてハイテクなものではなく、
単純にメモリーカードを郵送してもらい、
それにゲームデータを入れて返送するスタイルだったようですね。

クソゲーをわざわざもらってくれる事や、
住所のやり取りなど、今以上におおらかなインターネットでございました。
よくメモリーカードを見ず知らずの中学生(と自称してる頭がおかしい人)に
個人情報を明記の上送るなと思いますね。
まあ、当時は個人情報保護法施行前です。

このRPGツクールというカテゴリは、
サラス@のページからNetPortになり、
更にはsara-net.comと名前を変えてもなおサラネの核として存在し続ける事となります。

RPGツクール2000との出会い

ツクーラー、ツクラー、作り手・・・
今はなんと呼ぶのかわかりませんが、
私がRPGツクールの世界に更にのめり込んでしまったのは
このツクール2000の存在が大きいです。

購入したのは確かプレイステーション2の発売日辺りだと思いましたが
どうやら記憶違いだったようですね。
発売日に何故か秋葉原のゲーマーズ(神社があった時代)にPS2の在庫が潤沢にあって
お年玉でギリギリ買えるのを蹴ってツクール2000を買ったと記憶していましたが・・・

追記(2023/01/20):
何故か当時の事を執筆時よりも後に思い出してますが、
PS2の発売時は小学校の友人といて、
ツクール2000は既に合同制作大作RPG(仮)を作ると意気込んでいた
中学の友人と買ってたので完全に記憶違いでしたね。
そして、何故思い出した自分・・・

ツクール2000を触った感触は、
解像度が下がった代わりにツクール3のような
モダンなキャラクターサイズになり、
シミュレーションRPGツクールのように顔グラが追加でき、
何よりとっつきやすいものでした。
説明書もカラーになってポップになりましたし。

そして変数やコモンイベントなど、
今まで触ってきたツクールにない沢山の要素が追加されたわけですが、
これを理解するまでがまた大変でしたね。

主人公のレベルが50までしか設定できないという難点はありましたが、
ツクール95よりもより夢が広がった気がしました。
そして暴走した結果、次回に続くサラネ史上最大の事件を招くことになるのです。


執筆日:2020/01/10
読みやすく編集:2023/01/20

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