購入価格は3150円。
当時の価格は89,800円です。
最近紹介しているカメラの中では割だかな方なのですが、
上記の理由により、買ってしまいました。
下記にも記載いたしますが、ちょっと難がある機種でもありましたが、
果たして、どんな機種なんでしょうか。
・カタログスペック
1/1.8型の330万画素CCDで原色フィルター。
レンズは3倍ズームで、F2.8-4.9の35mm-105mmと、
まずまずのスペックです。
液晶は1.8インチの低温ポリシリコンTFT液晶、
マクロは10cm、メディアはCF(typeII対応)、駆動はバッテリー(NB-2L)です。
これを見る限りはフツーなデジカメにしか見えません。
一体何が違うのか、
元々、Sシリーズは多機能をうたっているモデルですので、
画質は勿論、機能も豊富です。
マニュアルフォーカス撮影に3コマの高速連射・オートブラケット機能。
測距点の選択やISO感度が50-800までと広い点を含め、
RAW撮影も可能と。
なかなかの多機能ぶりです。
・購入時の状態
付属品:本体・バッテリ、充電器、マニュアル、CD-ROM、USBケーブル、16MBのCFのみ
状態 :購入前は異常なし、購入後、レンズバリアー破損。
台数 :1台
・デザイン・メカ・インターフェイス
現行の中堅機もこんなような大きさですが、
やや大きめで重いです。
いいカメラって事なんでしょうけどねw
そして、オール金属筐体ですので重厚感もありますし、
安っぽさはありません。
所々にお金がかかってるなという感じ。
ボタン類についても特にそつなく配置されており、
特に背面のボタン配置は一眼っぽくていいですね。
ただ、カーソルキーが右上のジョグ機構になっているせいで、
よくズームレバーと間違えてしまいます。
これについてはカーソルボタンでも良かったのでは?と感じますね。
光学ファインダも見やすく、液晶の質もいいのですが、
問題はレンズバリアーのもろさ。
購入してから、何度か使用しているウチにレンズバリアが壊れてしまい、
うまくうまく動かなくなってしまいました。
おそらく、片方のレールが破損してしまったのだと思われますが、
他社のレンズバリアーとは違い覆われている面積が小さいので、
構造上そうなりやすそうな感じがしますし、現にこの個体のジャンク品ではこうなっているモノが多いような感じがします。
あと、バッテリーとCFスロットの挿入口が同じですので、
耐久性が気になりますが、そこについては割としっかり作ってありましたので大丈夫だと思われます。
・機能・仕様
起動はレンズバリア機構ですので、遅いですが、
立ち上がってしまえば割とサクサクです。
ただ、撮影後のタイムラグが若干長かったり、
プレビューも遅いので、その点については改良の余地はありそうです。
液晶は見やすく、メニュー系もやっとまともな階層メニューになったので見やすくはなっております。
ただ、独立したボタンについては、説明文ではなくアイコンで表示されたりなので、
若干癖があります。
バッテリーの持ちはあんまりよろしくないのが残念ですね。
機能が多く、使いやすくまとめられているので不満点は少ないです。
・画質・撮影
●AF/AWB
大して早いとは感じませんでしたが、
正確ですね。
また、AWBも特に外すこともなく、
露出についても、若干オーバー気味な場面もありますが大方悪くはないといった感じです。
ただ、たまにモヤッとした画像を出します。
●画質
画質は、コッテリとした濃いめの発色で中々素敵です。
色再現性もよく、コダック製CCDのような良さもありますね。
特に最近のデジカメと比べると、この発色は極めて貴重なものですので、
名機であるのも伺えます。
ノイズも少なめですし、
現行のモデルにも通用するどころか、引けを取らないレベルです。
画像
「拡大・元データ表示は無圧縮です」
拡大・元データ
拡大・元データ
日没付近。
拡大・元データ
この発色とこのボケ味。
かなりいいと思います。
その他の写真はこちらにございます。
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